設備の整った病院などの医療機関と診療所とは、それぞれ役割分担があります。診療所では行う医療行為に限界もあるため、大したことはできないかもしれませんが、小さな手助けができればと、考えております。

一般的に耳鼻科診療所は待合室が混雑していたり、バタバタしている印象がありますが、これは望ましいことではありません。医療行為は安全第一ですので、患者様の数を制限させていただく場合もございますが、何卒ご了承下さい。待合室の混雑をさけるため、数に限りがございますが、ご予約を受け付けておりますので、ご利用ください。

病気には薬や手術など積極的な治療が必要なものと、原因が特定できれば、特別な治療を必要とせずに治せるものもあります。
薬は最小限に、人間の自然治癒力を生かした治療ができればと考えております。

頻繁な通院は概して肉体的のみならず精神的な負担になりがちです。
急性の炎症性疾患や点滴治療が必要な場合は、頻繁に通院することで治癒を早めることがでる場合があります。処置でも“楽になった”とか“すっきりした”などと満足感が得られるものであれば、頻繁な通院も意味がありますが、当院は、できるだけ不必要な通院は避ける方針に致しております。

開院後10年間は時代の流れもあり、完全な院外処方（薬局でお薬を受け取る）でした。ですが、今思えば、患者様にはお時間、お手間だけでなく経済的にもご負担をかけることになってしまい、反省いたすところでございます。
2014年4月より徐々にですが、院内処方を拡大しております。複数の医療機関で治療を受けておられる患者様など院外処方が好ましい例もございますが、全て院外処方である必要はないと思います。患者様の満足度を向上させるためにも、院内処方を取り入れていきたいと考えております。